2019年11月4~6日富山県砺波市マスター樹護士アーボリストによる散居景観保全事業

ATI高野トレーナーからの現場レポートです。富山県の美しい散居景観を次世代へと引き継ぐため屋敷林の剪定作業がATI高野トレーナーと静岡から応援に駆けつけた渡辺トレーナーにより11月の秋晴れの日に行われました。砺波平野の散居村は屋敷林に囲まれた農家が点在し、緑で覆われた小島が大海原に浮かぶ姿にも似て大変美しく全国でも有名な農村の原風景です。しかし、農村の都市化、住宅の近代化により美しい散居村風景は、年々失われつつあります。昔は防風、防雪、用材・燃料の生産など散居村での生活に必要不可欠なものでしたが、生活様式の変化により、屋敷林が果たしてきた役割が希薄となってきています。しかし、富山県はこの事業を奨励し我々樹護士アーボリストも枝先まで丁寧に剪定し美しい景観を守ります。

剪定前
剪定後