ATI 認定資格 「樹護士アーボリスト®」とは?

樹木に関わるプロフェッショナルとして、一定基準以上のツリークライミングとリギング技術、樹木に関する知識、樹上レスキューを修得し、この試験に合格した者だけに与えられる資格。

2段階のレベルがあります。

  • 認定樹護士アーボリスト®
  • 認定マスター樹護士アーボリスト®(2019年~)〔旧Tree Climbing Arborist®(2013年~2018年)〕

認定樹護士アーボリスト®
Certified Jugoshi Arborist
認定マスター樹護士アーボリスト®(2019年~)
Certified Master Jugoshi Arborist
修得技術内容修得技術内容
・基本MRSツリークライミング技術
・作業のワークプラン
・樹上ワークポジショニング
・基本的な剪定技術とリギング技術
・樹上での安全なチェンソー技術
・レスキュー、リスクマネージメント
・樹木知識と生態
・危険木の見分け方
・認定樹護士アーボリスト取得済みの技術
・応用MRS,SRSツリークライミング技術
・大径木、危険木のヘビーリギング
・スパイクでのクライミング、断幹作業
・アドバンススパイクレスキュー
・上級レベルのアーボリスト技術と知識の理解
認定証・合格賞状認定証・合格賞状


 認定制度の目的

ISA(International Society of Arboriculture)の研究により教育を受けたアーボリストと、SNSなどで配信された動画などを使い我流で学ぶアーボリストを比較すると事故の確率が後者が大きいという実証のもと、我々ATIは、一定基準の教育を修了した方々を対象に検定試験を行い、国際組織ISA (International Society of Arboriculture)とJAAが公認、推奨する資格「樹護士アーボリスト」とその上の「マスター樹護士アーボリスト」の認定を行うことになりました。認定により安全と技術の品質を高めることが最大の目的です。

 受験資格

認定樹護士アーボリスト®認定マスター樹護士アーボリスト®
以下の、①と②の両方を満たしていること。
①ATIの指定必修コースを修了(50クレジットを取得)している。
②TARS1の受講修了証が有効期間内である。
※海外の教育機関などでATIコースと同等の教育を受けられた方は、ご相談ください。
以下の、①②③の全てを満たしていること。
①樹護士アーボリストである。
②ISA認定のTW/CSである。
③ATIの指定必修コースを修了(100クレジットを取得)している。
④TARS1・2の受講修了証が有効期間内である。
ATI 必修コース修了/50クレジットATI 必修コース修了/100クレジット
Basic Arborist® Training Courses Level 1〜3Basic Arborist® Training Courses Level 1〜3
【コース】BAT-1 
【コースタイトル】MRSクライミングテクニックとツリーワーク基礎講習 MRS CLIMBING SYSTEMS AND WORK POSITIONING
【Credit】10
【コース】BAT-1
【コースタイトル】MRSクライミングテクニックとツリーワーク基礎講習 MRS CLIMBING SYSTEMS AND WORK POSITIONING
【Credit】10
【コース】BAT-2 
【コースタイトル】ライトリギング作業の基本 LIGHT PRUNING AND RIGGING
【Credit】10
【コース】BAT-2 
【コースタイトル】ライトリギング作業の基本 LIGHT PRUNING AND RIGGING
【Credit】10
【コース】BAT-3A 
【コースタイトル】
ヘビーリギング作業 および樹上チェンソーワークの基本 TECHNICAL HIGH ANGLE AND HEAVY RIGGING
【Credit】10
【コース】BAT-3B 
【コースタイトル】スパイククライミングによるチェーンソー断幹作業の基本 SPUR (SPIKE) CLIMBING AND TREE REMOVAL/CHAINSAW
【Credit】10
Advanced Arborist® Training (AAT) Courses Level 1~2
【コース】AAT-1 
【コースタイトル】シングルロープクライミングテクニックを使ったワークの実践コース SRS CLIMBING SYSTEMS AND WORKPOSITIONING
【Credit】10
【コース】AAT-2 
【コースタイトル】より進化したSRSクライミング、MRSとSRSの融合テクニックを使ったワーク実践コース ADVANCED HYBRID SRS AND MRS CLIMBING SYSTEMS AND WORKPOSITIONING
【Credit】10
Tree Aerial Rescue and Safety (TARS) Courses Level 1Tree Aerial Rescue and Safety (TARS) Courses Level 1〜2
【コース】TARS-1
【コースタイトル】樹上作業者のための安全レスキュー技術 基本トレーニング TREE AERIAL RESCUE AND SAFETY LEVEL1
【Credit】10
【コース】TARS-1
【コースタイトル】樹上作業者のための安全レスキュー技術 基本トレーニング TREE AERIAL RESCUE AND SAFETY LEVEL1
【Credit】10
【コース】TARS-2
【コースタイトル】スパイク&SRSクライミングにおけるレスキュー技術トレーニング TREE AERIAL RESCUE AND SAFETY LEVEL2
【Credit】10
Tree Knowledge (TK) Courses Level 1〜2Tree Knowledge (TK) Courses Level 1〜2
【コース】TK-1
【コースタイトル】樹木生態の基礎知識 見分け方と分類の基本 TREE BIOLOGY & TREE IDENTIFICATION
【Credit】10
【コース】TK-1
【コースタイトル】樹木生態の基礎知識 見分け方と分類の基本 TREE BIOLOGY & TREE IDENTIFICATION
【Credit】10
【コース】TK-2
【コースタイトル】樹木の診断と評価 危険木の見極め方 TREE ASSESSMENT & TREE HAZARDS
【Credit】10
【コース】TK-2
【コースタイトル】樹木の診断と評価 危険木の見極め方 TREE ASSESSMENT & TREE HAZARDS
【Credit】10
ISA認定ツリーワーカー/クライマースペシャリスト資格取得済者
【コース】ISA-TWS
【コースタイトル】実技試験 SKILL TEST
【Credit】0
【コース】ISA-TWW
【コースタイトル】筆記試験 WRITTEN TEST
【Credit】0

 受験申込方法

認定樹護士アーボリスト®認定マスター樹護士アーボリスト®
書類を整え、期日までATI本部に提出
[一般]
・提出書類
 ①第1次審査受験申込書
 第2次審査受験申込書
 ②ATI修了証コピー
 ③ ②の対象外の方は、海外で取得した修了証・資格認定証コピー
[ISA TWCS取得者]2020年3月受付分をもって受付停止中
・提出書類
 ①審査申込書
 ②様式1 ATI終了証コピー
 ③様式2 現場レポート
書類を整え、期日までATI本部に提出
・提出書類
 ①受験申込書
 ②ATI修了証コピー
 ③ISA発行 TWCS認定証コピー
 ④ ②の対象外の方は、海外で取得した修了証・資格認定証コピー

受験料・年間登録料

認定樹護士アーボリスト®認定マスター樹護士アーボリスト®
【実技試験】
第1次審査受験料 ¥12,000-
JAAメンバー10%割引有り ¥10,800(2024年4月以降は廃止 3月まで適用)
<再試験>¥12,000-
   JAAメンバー10%割引有り ¥10,800(2024年4月以降は廃止 3月まで適用)

第2次審査受験料¥16,000- 
   JAAメンバー10%割引有り ¥14,400(2024年4月以降は廃止 3月まで適用)
<再試験>¥16,000-
JAAメンバー10%割引有り ¥14,400(2024年4月以降は廃止 3月まで適用)

【書類審査】2020年3月受付分をもって受付停止中
※ISA TWCS取得者(実技免除)は書類のみの審査も選択できます
<受験料>¥28,000- 再試験はJAAメンバー10%割引有り(¥25,200)
(2024年4月以降は廃止 3月まで適用)

<登録料> 別途¥6,000/年間
<受験料>¥60,000- 
 JAAメンバー10%割引有り (¥54,000-)(2024年4月以降は廃止 3月まで適用)
<再試験>
【実技】¥30,000-
【筆記】¥15,000-
 再試験はJAA10%割引なし

<登録料>別途 ¥6,000/年間
・登録更新:ISA認定ツリーワーカー/クライマースペシャリスト資格が失効した場合、認定が取り消しになる場合があります。

審査内容

認定樹護士アーボリスト®認定マスター樹護士アーボリスト®
実技試験のみ
ATI認定樹護士アーボリスト審査評価採点票
第1次審査 評価票
第2次審査 評価票
受験される方はあらかじめ各評価表をダウンロードし、認定評価される内容と課題をよく理解して準備してください。
実技・筆記試験