2023年1月24日~2月10日 東京都小笠原諸島 外来種樹木駆除作業

東京竹下桟橋から南へ1,000km。小笠原諸島では、特有の動植物が独自の進化を遂げていきました。しかし、人間が生活する様になると人の生活のために、家畜などの動物、燃料材などのための樹木が持ちこまれ、年月と共に小笠原固有の生態系の中に入り込んでしまいました。独自の生態系を保護する取り組みとして、固有種以外の動植物を外来種として駆除作業が始まっています。

今回ご縁あって小笠原諸島での外来種樹木駆除作業の一部を認定樹護士アーボリスト®と樹護士アーボリスト®を目指すATI講習会受講生のチームで行わせていただきました。
24時間のフェリーでの旅は、大寒波の影響で大シケでしたが、降り立った離島は植生も別世界。初めて見る樹木も多々ありました。

2350ヘクタール弱の小さな島のごく一部に人が生活しています。作業する場所は、人の生活区から離れた場所で、山岳地の遊歩道沿いです。遊歩道脇の景観を考慮し、既存の植栽を痛めないよう、リギングの技術で駆除作業を行います。標高0mの海岸から150m程度の標高の峠を2つ越え、目指すは先はその名も「ジョンビーチ」クライミングギヤ、リギングギヤや、チェーンソーを搬入するところから始めます。

12人が3~4人のチームに分かれて作業を進めていきます。初めて一緒に作業する者同士も、ATIで学んでいる者同士、手順よく作業に入れます。経験少ない者も先輩の樹上での作業を間近に見ながら学び、時にはアドバイスをもらいながら樹上での作業をこなしていました。

長期間の遠征出張となりましたが、日々交流を深めながら、細かい雑用でも積極的に動いていただき、安全に効率よく全行程を終了することができました。ご一緒いただいたメンバー全員に感謝します。

参加メンバー:ユタカ、エイジ、リュウト、ユウキ、クマさん、カズ、ヨースケ、タムタム、マージー、グンジー、ケンジーとおやかたの12人でした。